第56回本庄→早稲田100キロハイク公式ブログ

第56回本庄→早稲田100キロハイクに関する情報を随時更新していきます(5月12.13日開催)

100ハイ体験記

 

 

こんばんは!

 

今回はチアダンスサークルMYNX元代表の橋本さんに書いていただきました!

それでは、どうぞ〜〜

 

皆さん、はじめまして。こんにちは!早稲田大学チアダンスチームMYNX前代表を務めておりました、橋本めぐです。
昨年、ワセ女の登竜門と名高い100ハイに初出場を果たしました!!
これから、私が経験した100ハイの思い出を書きます。

100ハイには沢山の団体・人々が参加していますが、ただメールを送れば出られるわけではないのはご存知だと思います。団体の代表者は100ハイの参加権をかけて、ゴールもわからない中延々走らされる地獄、通称ナイトハイクの旅に出ます。この時点では、そうは言っても私も運動部歴9年目。仲間と走るナイトハイク、きっと一生の思い出になる✨などと思っていました。
それは大きな間違いでした。ある意味では一生の思い出になりましたが…たとえば、昂揚会の皆さんからの暖かい励ましを受け、ゆーて歩くっしょと思っていたら走れなくなるまでダッシュさせられ、挙げ句の果てにはずっと仲良くしてきた同期とはぐれて険悪になるなど、普段はできない体験をたくさんさせていただきました。これでたったの10数kmなんて、100ハイに出たら物理的に死ぬかも。と本気で思ってました。

およそ1か月後、私は本庄に向かう始発電車にいました。暗い気持ちでしたが、人は学習しないもので、みんなと本庄で会った瞬間、きっとこの2日間素敵な思い出になる✨と、またもや青春モードに入ってしまいました。初参加にして団体ケツモチという役割も、逆に誇らしく感じていました。

第一区は他団体の友達とおしゃべりする余裕もあり、なんだ100ハイって楽しいじゃん!仮装大賞おもしろーい🤣という感じでクリアし、第二区を歩く途中で異変が起こりました。
足が痛い!!疲労とかではなくて、足先に何かが起こっていました。100ハイに出たら、筋肉痛と、足への負担と、皮膚の摩擦など、いろいろな要因が重なって、足の痛みだけは避けて通れないのです。
時々立ち止まらないと歩けなくなり、1人最後尾を歩いていた私は、ぼーっとした頭で、私はなんのために早稲田に入ったんだろう?と考えていました。あんなに勉強して入った早稲田で、辛い思いをして参加した100ハイの道中で、人生で一番苦しい気持ちになっている。これなんの意味があるんだろう?早稲田とは🤔?100ハイとは🤔?リタイアしたい。家に、実家に帰りたい…とメンヘラモードになり、頭の中ではずっと悲しいカントリーロードが流れていました。しかし、とりあえず一歩も進めなくなるまでは歩かなきゃ。という意地で、先を歩いていた同期となんとか合流しました。

そこから第三区までは、(記憶が断片的にしかありませんが)なぜかスーパーハイテンションモードでした!夜の暗い道で怖い話をしたり、歌ったり、ふだんは落ち着いた同期が突然チアのジャンプ技をしながら走っていくのを爆笑しながらインスタグラムのストーリーに上げたりしていました。怖い。そして、笑いながら到着した入間体育館で気づいた事件。
着替えがない!
後輩に日頃から忘れ物するなと厳しく言っておきながら、寝巻きを忘れるという大失態。どん引き。もちろんお風呂も入れないので、仕方なく汗臭いチアユニのまま就寝しました(⌒-⌒; )

2時間後、戦時中のようなサイレンで起こされ、化粧もせずに荷物をまとめて立ち上がると、全身の筋肉痛をかき消すほどの腹痛がおそいました。食べたものが熱でやられてた、チアユニで寝たから体を冷やした、など諸説ありますが、おそらく、豆腐メンタルの私が1日に耐えられるストレスの量を超えていたからだと思います。
これで歩いたら吐く。死んじゃう。ムリ。とまたメンヘラモードになりかけましたが、ぐずぐずしてるとみんな走り出すので、半泣きになりながら2日目スタートしました。

第四区は意識が朦朧として全く記憶がないので割愛。所沢体育館に着くころには腹痛も治まっていましたが、ここでふたたびバカが発動。
「後輩が出て、代表が出ないー、わけがなーい!」誰も言ってないのに、鉄板のコールが自分の中に響き渡り、所沢体育大会に出場しました。あっさり一回戦で敗退しましたが、この時は本当に楽しかったです。その後は死んだように寝て、気づいたら噂の第五区へ出発していました。
景色が変わらない新青梅街道の長い長い道のりを修行僧のように黙って歩いているときに、私は初めて無の経験をしました。
辛いとかきついとか痛いとかいう感情が不思議と湧いてこなくなり、人に話しかけられても言葉が頭に届かなくなり、目の前の道しか見えなくなる現象が起きました。あの状態がずっと続いたら解脱できたんじゃないかな?と今でも思います。たぶん、あのときいろんな人が話しかけてくれてたんだと思うんですが、覚えてないし返事もしてないと思います。ごめんなさい。

第六区も無の状態で歩き続け、西武線沿いの自宅近くを通り過ぎ、意識が戻ったのは高田馬場ロータリーを目前にした時です。目にうるさいネオンと小汚い道路。私たちの故郷がすぐそこにある!と覚醒した私たちは、帰巣本能全開で早稲田へと向かいました。
だんだんと一緒に歩くメンバーにも命が戻ってきて、学生ローンの看板とか、手を振る某ホイッスルカフェオーナーなどが目に入り、自然とわっせーだわせだわっせーだ!を唱えるように。
大隈銅像前で待ってくれていた先輩や後輩の顔を見たときは、みんな子供みたいにわんわん泣きました。周りを見渡すと、死にそうになりながら歩いてる人、泣いてる人、笑顔の人、たくさんいましたが、ゼッケンをつけている人みんなが100ハイに参加し、同じ道のりを歩いてきたんだなあと思うと、もちろん自分も含めて、本当に早大生ってバカだなあ…と、もはや感動に近い気持ちでした。

このあとは、キラ女縛りで閉会式にゴールしたゆーなさんの学注に奮い立たされ、翌日のお昼休み、なにくそ根性で三号館前で演技するというMYNXの7区も待っていたわけなのですが、本当に長くなるので割愛します。

100ハイは本当に辛いです。大学生活で、気持ち的にも体力的にももっと辛いことはありましたが、100ハイは一番インパクトのある辛さでした。100ハイおすすめ!出たほうがいいよ!とは今でも思いません。でも、100ハイは間違いなく、たくさんの早大生と仲間になれるイベントです。早稲田にはたくさんの素晴らしいイベントがありますが、こんなに多くの人とこんなに大きな苦労をともにするイベントはありません。もちろん大多数は名前も知らない人たちかもしれないけど、今後の学生生活や、社会に出て、俺も、私も、100ハイに出たんだ!という相手と出会ったら、それだけでおいしいお酒が飲めると思います!
とにかく早稲田早稲田してみたい、人生楽しすぎるから辛い経験をしてみたい、という方々にはぴったりのイベントなのではないでしょうか。皆様のご健闘をお祈りしております。

 

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100ハイまで、あと34日‼️

 

 

100キロハイク開催要項

 こんばんは。

 

明日6日からの初参加者受付開始に先立ちまして、開催要項を公開致します。

 

参加をご検討されていらっしゃる方は必ず以下の要項に目を通して頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

第56回開催概要

【開催概要】

日程
2018年5月12日(土)・ 13日(日) ※雨天決行

 

行程
埼玉県本庄市~東京都新宿区早稲田大学 約100km

 

主催
第56回本庄~早稲田100キロハイク実行委員会 早稲田精神昂揚会 

 

参加費
大学生・大学院生5,000円(早稲田大学の学生以外も可) 一般7,500円

 

当日集合場所
【集合場所】埼玉ひびきの農業協同組合本店(通称:JA埼玉ひびきの本店) 駐車場
【集合時間】朝7時〜朝8時20分
※・住所:埼玉市本庄市早稲田の杜1-14-1
・JR上越新幹線本庄早稲田駅北口から徒歩6分or高崎線本庄駅から徒歩35分

受付

 

【学生】
・先着枠:2018年4月16日(月)〜4月18日(水)
・抽選枠:〜2018年4月18日(水) ※先着枠が埋まり次第
・初参加者特別枠:2018年4月6日(金)〜13日(金)

【一般】2018年4月6日(金)〜14日(土) 郵送にて

 

 

【注意事項と前年度からの変更点(応募・受付に関して)】

➢ 学生、一般に限らず、全ての項目を熟読の上、お申し込みください。特に後半の、注意事項が記されている項は必ず全員が読んでください。エントリーシートに印鑑を押して提出された時点で、本要項にある全てに同意したものとみなします。

➢ 書類でのES提出後、メールにてデータの送付を行っていただき、それをもって応募完了とさせていただきます。詳細は後述の【応募要項】の欄をご確認ください。

➢ 参加確定後のキャンセルご希望の場合は、2018年4月25日(水)16時59分までに実行委員会( 56th100hai@gmail.com)までご連絡ください。なお、参加確定後のキャンセルによる参加費の返還は一切いたしませんのでご予め了承ください。

【受付方法(学生)】先着枠
団体での申し込みの際、
1団体2〜40人の申し込み 1人〜2人(並ぶ際の規定人数)
1団体41〜80人の申し込み 2人〜3人(同上)
1団体81〜120人の申し込み 3〜4人(同上)
1団体121〜160人の申し込み 4〜5人(同上)
1団体の申込人数に応じて、上記の規定人数を遵守し、並ぶようにお願い申し上げます。
※混雑する事が想定されますので、各団体は並ぶ際の規定人数以上の人数で並ばれる事はご遠慮下さい。
申込者の列に並んでいる人数が申込人数に応じての規定人数以下になった場合はいかなる理由であれ、最後尾に回っていただきます。随時各団体毎の規定人数を実行委員会が確認します。

【受付方法(学生)】抽選枠
・団体での申し込みの際、1団体30人までの申込人数とさせて頂きます。

・当選メールに記載の口座番号に各団体代表者が全員分の参加費を一括で銀行振り込みにてお支払いください。期限は2018年4月24日(火)までとさせていただきます。

➢ 【受付方法(学生)】初参加特別枠
当選メールに記載の口座番号に各団体代表者が全員分の参加費を一括で銀行振り込みにてお支払いください。期限は2018年4月24日(火)までとさせていただきます。

➢ 【学生】参加団体の代表者は参加者説明会を受けて頂きます。参加者説明会終了後、団体毎に整理券を配布します。その整理券を、当日(2018年5月12日)の受付時に参加者代表者から回収します。当日の受付時に整理券が無ければ、第56回本庄〜早稲田100キロハイクへの参加を認めません。説明会の日時と場所は下記の通りです。ご理解、ご協力お願い致します。

➢ 《先着枠》
日時:2018年4月18日(水) 14時45分〜
場所:早稲田大学 学生会館 W505

➢ 《初参加者特別枠》
日時:2018年4月18日(水) 16時30分〜
場所:早稲田大学 学生会館W505

➢ 《抽選枠》
日時:2018年4月24日(火) 13時〜
場所:早稲田大学 学生会館W507

※説明会予備日(初参加特別枠・抽選枠限定)
説明会日時:2018年4月24日(火) 14時45分〜
説明会場所:早稲田大学 学生会館W507

【社会人】参加団体の代表者に参加者講習会で配布する資料をメールでお送りしますので、必ず団体内の参加者全員に資料の共有・周知徹底を行なって下さい。

➢ 《エントリーシート本庄駅本庄早稲田駅の項目に関して》
現時点で本庄駅で降りることを検討している場合は本庄駅の項目に◯を、本庄早稲田駅で降りることを検討している場合は本庄早稲田駅の項目に◯をつけるようにお願いします。アンケートですので当日降りる駅が回答と異なっていても問題ないです。ご協力よろしくお願い致します。

【応募にあたって】

➢ 学生の受付は先着枠と抽選枠および、初参加者特別枠がございます。一般の受付は、郵送のみとなります。
➢ 参加確定後のキャンセルご希望の場合は、2018年4月25日(水)16時59分までに実行委員会( 56th100hai@gmail.com)までご連絡ください。なお、参加確定後のキャンセルによる参加費の返還は一切いたしませんのでご予め了承ください。
➢ 書類でのES提出後、団体責任者の方は参加者全員に関するデータを指定したエクセルファイルに入力して、件名に代表者と団体名を記載の上、56th100hai@gmail.comまで送信してください。保険申請並びに完歩証の発行に際して極めて重要なデータとなります。このメールをもって、応募完了となります。必ず参加者全員のデータを正確にご記入ください。
下記のURLをクリックしてエクセルファイルのダウンロードをお願いします。

 

https://1drv.ms/x/s!AvbTPbJv1WVngdwa4dERmQAd-aCDOg

 

 

 

 

 

<例>

件名:代表者-百杯薫、団体名-
添付ファイル
氏名
ゼッケンネーム
性別
年齢
血液型

 

百杯薫
美白女

20
A

 

早稲田誠司

100ハイ皆勤賞

20
B

 

精神高子
キラ女代表格

20
O

 

大阪太郎
日々是決戦

20
AB

【受付方法(学生)】

応募をご希望の方は、下記ボタンをクリックしてエントリーシートをダウンロード・プリントアウトし、必要事項をご記入の上、受付窓口までお持ちください。

下記のURLをクリックしてエントリーシートのダウンロードは願いします。

 

https://1drv.ms/b/s!AvbTPbJv1WVngdxvBdAVfbs2uKAZNg

 

 


エントリーシートはPDFデータです。ご覧いただくにはアドビシステムズ社が配布しているAdobe Readerが必要です (無償)


1.先着枠
➢ 受付日:2018年4月16日(月)9時〜4月18日(水) 11時
➢ 受付場所:早稲田大学 学生会館2階 アトリウム
➢ 窓口での受付となります。
➢ 大学生及び大学院生のみ応募することができます。早稲田大学の学生以外も可能です。
➢ 受付時は、別紙エントリーシートに全員分の必要事項を全て記入の上、先着枠確定後全員分の参加費を全額添えて提出してください。
➢ 受付日前日は、例年、多数の参加希望者のため、行列ができる事態となっておりますので、参加をご希望の方は十分ご注意ください。
➢ 団体での申し込みの際、
1団体2〜40人の申し込み 1人〜2人(並ぶ際の規定人数)
1団体41〜80人の申し込み 2人〜3人(同上)
1団体81〜120人の申し込み 3〜4人(同上)
1団体121〜160人の申し込み 4〜5人(同上)
1団体の申込人数に応じて、上記の規定人数を遵守し、並ぶようにお願い申し上げます。
※混雑する事が想定されますので、規定人数以上の人数で並ばれる事はご遠慮下さい。
➢ 申込者の列に並んでいる人数が申込人数に応じての規定人数以下になった場合はいかなる理由であれ、最後尾に回っていただきます。随時各団体毎の規定人数を実行委員会が確認します。
➢ 受付時の先頭は、実行委員会が先頭だと認めた団体もしくは個人を受付時の先頭とみなします。
➢ 並び始める際、団体のエントリーシートをチェックさせていただきます。並び始めて以降はエントリーシートの加筆修正(例:参加者の追加、変更など)は認めませんので、必ずエントリーシートを完成させてから列に並ぶようにしてください。
エントリーシートが完成した状態とは、エントリーシートに参加希望者の、実行委員記入欄以外の全ての項目が正しく記入されている状態の事を言います。エントリーシートが完成しているか否かの判断は全て実行委員に一任されます。
➢ 他大学の学生や大学院生も学生に含みます。エントリーシートの「学部」の欄に、所属する大学(大学院)名、学部(研究科)名を記入し、所定欄に各自の学籍番号を記入してください。
➢ 2018年4月16日(月)にエントリーシートをブースに提出する際、エントリーシートに記載されている方全員分の学生証またはコピー(ただし名前・学籍番号等が明確に認識できるものに限る)を提出してください。エントリーシートに虚偽記載がないか確認の上、その場で返却いたします。
➢ その他参加受付方式・状況についてご不明の点がありましたら、お問い合わせください。

2.抽選枠

➢ 2018年4月16日(月)9時~先着枠参加申込みの列ができた際に、実行委員会で参加申込み予定の人数をチェックさせていただきます。この人数の合計が先着枠の定員に達した時点で、以降の受付は抽選によって行ないます(以下、「抽選枠」)。
➢ 団体での申し込みの際、1団体30人までの申込人数とさせて頂きます。
➢ 抽選枠で申し込まれる方はエントリーシートを完成の上、提出していただきます。エントリー以降のエントリーシートの加筆修正は一切認められません。
エントリーシートが完成した状態とは、エントリーシートに参加希望者の、実行委員記入欄を除く全ての項目が正しく記入されている状態の事を言います。エントリーシートが完成しているか否かの判断は全て実行委員に一任されます。
➢ 抽選枠に申し込まれる方は、〜4月18日(水) 11時 早稲田大学 学生会館2階 アトリウムにお越し下さい。
※先着枠の定員に達した時点で、抽選枠の受付を開始します。Twitterの100キロハイク公式アカウント(@56 th100hai)で抽選枠の受付開始の情報を流します。
エントリーシートをブースに提出する際、エントリーシートに記載されている方全員分の学生証またはコピー(ただし名前・学籍番号等が明確に認識できるものに限る)を提出してください。エントリーシートに虚偽記載がないか確認の上、その場で返却いたします。
➢ 抽選枠へのエントリーが完了した方は、先着枠の列に加わらずにお帰りいただきます。
➢ 2018年4月19日(木)のうちに抽選枠の参加団体が確定します。当選された場合のみ、2018年4月19日(木)〜20日(金)の間に実行委員から各団体代表者へ連絡を差し上げますので、指示に従いお申し込みの手続きを行ってください。なお、当選されなかった場合には、連絡を差し上げませんのでご注意ください。
➢ 当選メールに記載の口座番号に各団体代表者が全員分の参加費を一括で銀行振り込みにてお支払いください。期限は2018年4月24日(火)までとさせていただきます。
➢ その他参加受付方式・状況についてご不明の点がありましたら、お問い合わせください。

 

3.初参加者特別枠

➢ これまで一度も100キロハイクに参加されたことのない、早稲田大学の学部生の方は、「初参加者特別枠」にエントリーすることができます。
➢ 受付日:2018年4月6日(金)〜13日(金) ※平日のみ実施、雨天時は同時刻に学生会館E721にて実施
9日(月)・12日(木):11時〜15時30分

6日(金)・10日(火)・11日(水)・13日(金):11時〜17時

➢ 受付場所:早稲田大学 8号館前特設受付ブース
➢ 2018年4月6日(金)11時〜13日(金) 17時の間に学生用エントリーシートに必要事項全てを記入・捺印し完成させた上で早稲田大学 8号館前特設受付ブース提出してください。
➢ ※2018年4月13日(金)は非常に混雑する事が想定されますので出来るだけお早めに学生用エントリーシートのご提出宜しくお願い申し上げます。
エントリーシートが完成した状態とは、エントリーシートに参加希望者の、実行委員記入欄を除く全ての項目が正しく記入されている状態の事を言います。エントリーシートが完成しているか否かの判断は全て実行委員に一任されます。
エントリーシートには所定欄からはみ出ない限り何人分記入しても構いません。一枚のエントリーシートに収まりきらない場合は、二枚以上のエントリーシートにわたっても構いません。
➢ ただし「初参加者特別受付」用に提出するエントリーシートに記入できるのは、早稲田大学の学部生および院生で、なおかつこれまで一度も100キロハイクに参加されたことのない方に限ります。
エントリーシートをブースに提出する際、エントリーシートに記載されている方全員分の早稲田大学学生証またはコピー(ただし名前・学籍番号等が明確に認識できるものに限る)を提出してください。エントリーシートに虚偽記載がないか確認の上、その場で返却いたします。
➢ 100キロハイク実行委員会内で、過去に参加した履歴が無いことを確認の上、申し込み多数の場合は先着順ではなく、実行委員会内での抽選で参加者を決定し、2018年4月13日(金)~2018年4月14日(土)の間に当選された場合のみ代表者の方に連絡いたします。
➢ 当選メールに記載の口座番号に各団体代表者が全員分の参加費を一括で銀行振り込みにてお支払いください。期限は2018年4月24日(火)までとさせていただきます。

【受付方法 (社会人)】
応募をご希望の方は、下記ボタンをクリックしてエントリーシートをダウンロード・プリントアウトし、必要事項を記入のうえ、2018年4月6日(金)から2018年4月14日(土)までに下記住所必着で郵送してください。なお、この日程の前に届いたものにつきましては一切お受けできませんのでご了承ください。

〒162-0052 東京都新宿区戸山1-24-1早稲田大学学生会館E-719(C-28) 早稲田精神昂揚会 行
エントリーシートのダウンロードは下記のURL先でお願いします。

 

 https://1drv.ms/b/s!AvbTPbJv1WVngdxunDqDGO5PV1ML2Q

 


エントリーシートはPDFデータです。ご覧いただくにはアドビシステムズ社が配布しているAdobe Readerが必要です (無償)

➢ 申し込み多数の場合は実行委員会内での抽選で参加者を決定し、2018年4月14日(土)〜2018年4月15日(日の間に当選された場合のみ代表者の方に連絡いたします。なお、当選されなかった場合には、ご連絡は差し上げませんのでご注意ください。
➢ 参加を受け付けた場合、当選メールに記載の口座番号に参加費を銀行振り込みにてお支払いください。期限は2017年4月24日(火)までとさせていただきます。
➢ 入金確認後、領収書とパンフレットを郵送いたします。領収書は参加証の代わりとなりますので、当日必ずお持ちください。
➢ 一般郵便のみの受付となります。書留郵便でのお受け取りはいたしかねますのでご注意下さい 。

【諸注意事項】
1.エントリーシート記入について
➢ 必ず全ての項目を正確に記入してください。また、記入漏れがある場合は参加を受け付けられないことがあります。
➢ 《エントリーシート本庄駅本庄早稲田駅の項目に関して》
現時点で本庄駅で降りることを検討している場合は本庄駅の項目に◯を、本庄早稲田駅で降りることを検討している場合は本庄早稲田駅の項目に◯をつけるようにお願いします。アンケートですので当日降りる駅が回答と異なっていても問題ないです。ご協力よろしくお願い致します。
・記入には黒色のペンまたはボールペンをお使いください。
エントリーシートはコピーしたものでも構いません。用紙の向きは横、用紙のサイズは必ずA4をご使用ください。また、裏紙の使用は認められません。
エントリーシートには所定欄からはみ出ない限り何人分記入しても構いません。一枚のエントリーシートに収まりきらない場合は、二枚以上のエントリーシートにわたっても構いません。
エントリーシートは第56回本庄~早稲田100キロハイクのもの以外は使用できません。まれに第55回以前のものに記入される方がおりますが、一切お受けできませんのでご注意ください。
➢ 氏名は本人の直筆で記入してください。
➢ (学生のみ)学部の欄には所属する学部・研究科などの名称を記入してください。早稲田大学以外の方は大学名も記入してください。
➢ (学生のみ)学籍番号は他大学の方も含め、正確に記入してください。
➢ ゼッケンネーム・血液型は当日配布のゼッケンに表示されます(実行委員会で記入)。お好きなゼッケンネームを記入してください。
➢ 印鑑は必ず押してください。サイン、拇印は不可です。留学生に限り、サインでも可とします。
➢ 団体で参加される際は、一団体につき一名の責任者を参加者の中から選出してください。
➢ 団体責任者はエントリーシート下部にあります所定欄に署名・捺印し、連絡先をご記入ください。
➢ 年齢は2018年5月12日(土)時点でのものになります。
2.エントリーにあたって

➢ 各団体の責任者は団体内の参加者全員にパンフレットの配布を行い、注意事項の周知徹底を行ってください。
➢ 【学生】参加団体の代表者は参加者説明会を受けて頂きます。参加者説明会終了後、団体毎に整理券を配布します。その整理券を、当日(2018年5月12日)の受付時に参加者代表者から回収します。当日の受付時に整理券が無ければ、第56回本庄〜早稲田100キロハイクへの参加を認めません。説明会の日時と場所は下記の通りです。ご理解、ご協力お願い致します。
➢ 《先着枠》
日時:2018年4月18日(水) 14時45分〜
場所:早稲田大学 学生会館 W505

➢ 《初参加者特別枠》
日時:2018年4月18日(水) 16時30分〜
場所:早稲田大学 学生会館W505

➢ 《抽選枠》4月24日(火) 13時〜
日時:2018年4月24日(火) 13時〜
場所:早稲田大学 学生会館W507

※説明会予備日(初参加特別枠・抽選枠限定)
説明会日時:2018年4月24日(火) 14時45分〜
説明会場所:早稲田大学 学生会館W507

【社会人】参加団体の代表者に参加者講習会で配布する資料をメールでお送りしますので、必ず団体内の参加者全員に資料の共有・周知徹底を行なって下さい。
・受付時エントリーシートの虚偽記載などの不正が発覚した場合は、団体単位でエントリーを取り消させていただきます。
➢ 健康上不安のある方や、持病をお持ちの方は必ず医師と相談の上、自己の責任において参加の判断をしてください。持病が原因の事故・入院等は保険が適用されない場合がございます。
➢ 万が一イベントが中止になった場合でも、原則的に参加費はお返しできません。中止が決定される前に準備にかかった経費に当てさせていただきますので予めご了承ください。

【注意事項と前年度からの変更点(当日の注意事項に関して)】

➢ 当日集合場所が「本庄市役所 駐車場」ではなく「埼玉ひびきの農業協同組合本店(通称:JA埼玉ひびきの本店) 駐車場」に変更となります。ご注意お願いします。
➢ 本年度も第一区休憩所桜沢公民館となります。野外休憩所となりますので、皆様におかれましてはより一層体調管理に気を付けていただくよう、よろしくお願い申し上げます。
➢ 飲酒をした状態での歩行は一切禁止します。
➢ 路上喫煙は絶対しないようにお願いします。
➢ 歩行中に大声を出す事は一切禁止とします。
➢ 参加者の関係者からの参加者への応援・駆けつけは一切禁止とします。
➢ 歩行中に携帯・スピーカー等から音楽を流す事は一切禁止します。
➢ 第6区の高田馬場近辺からの走り込みは禁止します。
➢ 第3区は反射板(第2区休憩所で配布)を必ず身に付けるようにお願いします。
➢ 深夜帯の歩行は大変危険です。深夜帯の歩行の際、強制的にリタイアしていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。参加者説明会で詳しくご説明させて頂きます。
➢ 本年度の1日目の行程距離は昨年と比較して約8km短くなっております。
➢ 情報の錯乱を防ぐ為に【イベント当日の注意事項】に関連する情報は一切SNSに書き込まないようにお願いします。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。

【イベント当日の注意事項】

➢ 当日集合場所が「本庄市役所 駐車場」ではなく「埼玉ひびきの農業協同組合本店 駐車場」に変更となります。ご注意お願いします。
➢ 当日は、ゼッケンの着用を義務付けております。開会式前にお渡しするゼッケンは参加証の代わりになるので、必ず身に着けるようにしてください。未着用の方は、休憩所等のご利用をお断りすることがあります
➢ ゼッケンを紛失された方は休憩所等にてお近くの実行委員までお知らせください。ゼッケン番号とゼッケンネームが本人のものと確認が取れた上で休憩所等のご利用許可をいたします。
➢ 役員の指示に従い、近隣の方に迷惑のかからぬよう節度ある行動を取ってください。
➢ 飲酒をした状態での歩行は一切禁止します。
➢ 路上喫煙は絶対しないようにお願いします。
➢ 歩行中に大声を出す事は一切禁止とします。
➢ 参加者の関係者からの参加者への応援・駆けつけは一切禁止とします。
➢ 歩行中に携帯・スピーカー等から音楽を流す事は一切禁止します。
➢ 第6区の高田馬場近辺からの走り込みは禁止します。
➢ 第3区は反射板(第2区休憩所で配布)を必ず身に付けるようにお願いします。
➢ トラックで運んできた荷物を降ろせるのは、入間市武道館と黒須地区体育館の二箇所(ともに第三休憩所)のみです。それ以外の場所では降ろせないので、寝具以外の荷物はなるべく各自ウエストポーチやリュックなどに入れて持ち歩いてください。特に保険証と貴重品は常に携帯しておいてください。
➢ 夜の歩行は危険です。必ず複数で歩くようにしてください。狭い道では一列になって歩くなど交通安全を心掛けて歩いてください。また、他の参加者以外の通行人の妨害や迷惑とならないよう、注意してください。
➢ 深夜帯の歩行は大変危険です。深夜帯の歩行の際、強制的にリタイアしていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。参加者説明会で詳しくご説明させて頂きます。
➢ 本年度の1日目の行程距離は昨年と比較して約8km短くなっております。
➢ 預けられる荷物は、規定内の大きさのもの一人一つまでとなっております。既定の大きさを超えるものに関しては預かりをお断りする場合がありますのでご了承ください。詳しくはパンフレットをご参照ください。
➢ ゴール後、荷物は正門前にてお返しします。また、当日受け取りに来られなかった荷物につきましては、1週間保管した後に処分させていただきますので予めご了承ください。
➢ リタイヤされる場合は、リタイア対応までご連絡ください。安全管理と荷物管理を行っています。連絡のない場合、荷物をお返しできないことがあります。
➢ イベント中、記録係の役員が撮影した写真を来年度以降のパンフレットやホームページ、ポスターなどに使用させていただくことがございますので、あらかじめご了承ください。
➢ 閉会式会場は10号館です。学内への酒類の持ち込みは禁止ですので絶対におやめください。
➢ 集合までに利用される電車内や駅構内では他の利用者への配慮をお願いします。
➢ コンビニ駐車場などの公共の場での座り込みや大声を出すことなど他人の迷惑となる行為は全て、慎まれるようお願いします。
➢ 歩行中はリタイヤされる場合や緊急の場合を除き、車での移動は絶対におやめください。参加者の管理ができなくなり、休憩所運営や、安全管理上問題があります。
➢ 設定したコース以外を歩かれることはおやめください。参加者の管理ができなくなり、休憩所運営や、安全管理上問題があります。
➢ 私有地への立ち入りはおやめください。
➢ コースの周囲には住民がいます。騒音には注意してください。特に訴えがひどい早稲田大学周辺では近隣に配慮して、できるだけ騒がないようお願いします。
➢ ゼッケンをつけた参加者以外の方で、同じサークルなど知り合いの方がコース上を歩くのを促さないようお願いします。これは不正参加です。不正参加者の方々に対して苦情が来た場合、実行委員では対応できませんので、不正参加者は100ハイ開催を阻む大きな要因となっております。不正参加者と同じサークルの方全員も取り締まりの対象とすることがあります。
➢ 歩道以外の、車道などを歩かないようお願いします。
➢ 過度な露出のある仮装はおやめください。
➢ 交通ルールを守り、マナーに十分気を付け、歩行してください。
➢ ゴミの放置は絶対にしないで下さい。立つ鳥跡を濁さず、の精神でよろしくお願い申し上げます。
➢ イベント終了後の大隈講堂周辺に滞留する事はおやめください。周辺の住民の迷惑になります。イベント終了後は速やかにお帰りください。
➢ ゴール後のビールかけ等の行為は控えるようお願いします。近隣住民や周辺の方々への迷惑となります。
➢ 情報の錯乱を防ぐ為に【イベント当日の注意事項】に関連する情報は一切SNSに書き込まないようにお願いします。ご理解、ご協力のほどよろしくお願い致します。

以上のことを守らない参加者につきましては、その参加者だけでなく、その参加者が所属する団体の参加を取り消し、来年度以降、その団体や、その団体の構成員が所属する団体の100キロハイクへの参加を認めないという措置をとることもあります。100キロハイクを存続させるために、やむを得ずこのような厳しい措置を取らねばならないことを残念に思いますが、100キロハイクが中止に追い込まれないように、ぜひとも実行委員の指示に従い、以上の注意を守られるようにお願い申し上げます。

【保険について】

➢ 保険の約款により、保険の対象となる事由は「急激かつ偶然な外来の事故によってその身体に被った傷害」に限ります。したがって、健康上の理由(内臓の疾患やその他の持病)により仮に死亡や入院することになったとしても、実行委員側は一切の責任を負いません。上記に該当する傷害によって、支払われる額の上限は以下の通りです。
死亡・後遺障害保険金額
5,000,000円
入院保険金日額
3,000円
➢ 不慮の事故などによる外傷・内傷や疾病、盗難など、その他あらゆる事柄に対する保証を実行委員側は一切行いませんのでご了承ください。
【本要項について】

➢ なお、本要項は申込者等に断りなく変更することがあります。その際は、ブログ・Twitter等での通知をもって参加申込者等は承諾するものとみなします。

 

 

 

 

 

100ハイまで、あと37日‼️‼️

 

 

100ハイ体験記〜縛りプレイヤー特別編〜(後半)

 

 

こんばんは!!

 

さて、今回の体験記は縛りプレイヤー藤縄さん編の後半です!

 

それでは、どうぞ〜〜

 

4日目(100kmハイク1日目)
朝食に加え果物まで頂いた。本当に泊めて頂いただけでなくいろいろしてくださって、ありがとうございます。

そして100ハイ集合場所へ。3日前までと違いいろんな人がいるから、もはやそれだけで心強かった。みんな緊張していたり、不安に思っていたりしているのかなとか、そんな事を考えられる余裕が出来るぐらいまで精神は回復していた。

そして開会式。

そう、ここからは「サーキット縛り」が加わる。とりあえず開会式で発表された縛り内容は以下の通り。

【サーキット縛り】
・角を曲がるたびに腕立て、腹筋、スクワットを各55回ずつ
・休憩所で休憩出来ない
(常に走り続けなければいけない、但し食事時と就寝時に限りこの縛りは免除)
・ヘルメット装備
スクール水着(女性用)装備

カオス。何だこれは。衣装の縛りが他の縛りと比べて軽い代わりに、条件が引きこもり陰キャラには厳しすぎた。ただ、既に実家から本庄まで紆余曲折して歩いている俺にとって、足に負担がかかる縛りではなかったのが唯一の救いだったかもしれない。あれ?よく見るとスクワットがある??

開会式の時点で既に湿布を貼っている状態でのスタートだった。さすがに下半身がやばかったので、スパッツ着用の許可頂いた。当たり前だ、こんなの聞かされてもいなかったのだから。
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<1区>
ここからは、2日目に一緒に歩いてくれた学科の友人2人と合計3人で歩いた。最低限の負担で済むようにと、軽いながら俺の荷物も運んでくれた。正直それが無かったらクリアは不可能だろう。

そして、最初の角。

最初は気づかなかったが、この筋トレが別の意味で苦しくなる事に後々気づく。

腕に不安はほぼかかっていなかったので腕立てはまだクリア出来ていた。ただ、連続55回はさすがに無理があった。

スクワットは多分初回からやや誤魔化していたかも、深くはできる状態ではなかった。消費エネルギー多すぎる。どっかのサイトで「スクワットは1日50回が理想」って書かれていた。それを角を曲がるたびにやらないといけないのは本当にキツすぎた。

腹筋も、1区はまだ出来ていたと思う。この腹筋が、思い返してみると一番の問題児だった。

作戦としては角を曲がるたびに
「腕立て30回→腹筋30回→スクワット55回→腕立て25回→腹筋25回」
という順番でやっていたが、よくて1区で限界だった。普段筋トレしていない人は腕立て、腹筋30回でも拷問である。

周りの参加者から「うわ、本当にやってる」「頑張れ」と声を掛けてくれた人もいたが、中には近づかないでおこうと距離をあからさまに取ってくる人もいて泣きそうになった。確認のため最後に言っておくが、ヘルメット+女性用スクール水着という格好で路上で筋トレをしていたのである。完全な黒歴史である。

さすがに1区は参加者全員元気だったので、筋トレしているうちにみるみる参加者に抜かされていく。1区の途中時点ではほぼ最下位だったのでは?

ただ、想像の通り体にはガタが来ているので、少しでも楽をしたかった。しかしながら、道の角には立ちんぼが必ず立っているので、筋トレの回数を減らすことは不可能だった。

この縛りを軽くするポイントは休憩所である。

ここだけの話、休憩所で休憩する事が不可能なので、早めに着くことは寧ろデメリットである。だから、ほぼ最下位の場所を維持する事によって休憩所のデメリットを消化する作戦に出た。しかし、あまりにもペースを下げすぎるとそれはそれで体に負担がかかるので、一定のペースは出し続けた。

結果、普通に1区の休憩所に着いてしまった。

なんと、2区の開始まで30分はあるとのこと。嘘だろ!!おい!!

みんなが日陰に座っている中、休憩所をただグルグル周回しつつ走っていた。みんなが仮装大賞を楽しんでいる間、その後ろで一人でシャトルランをしていた。
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道中は、言ってしまえば歩くだけなのに、休憩所では歩くことすら禁止されていて泣いた。ただただ30分走っていた。

ここで走って足の感覚が訳分からなくなったのか、既に1区の時点でキャパオーバーの筋トレをしすぎたのが原因か不明だが、辛い事に変わりはないけど歩く事が一番簡単な作業になっていた。このマインドが4日目の後半に活きたと思っている。

<2区>
2区の開始がこの日の運命を決めた。
なんと、開始時点からすぐに曲がり角が4箇所ぐらいあったのだ。ここでほぼ最下位となる。地獄だった。
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そして、一番の地獄が腹筋だった。まず、日中の路面温度はそれはそれは熱い。そして、筋トレの中でも腹筋だけ、地面と接する面積が遥かに多いのだ。焼き土下座ならぬ焼き腹筋である。さらに、あの地面の凸凹感がまたエグい。背中は悲鳴をあげていた。

最初のコンビニで筋肉の回復とともに作戦を少し練った。ちなみに休憩所以外での休憩は縛られていないので、初めからコンビニを利用すればよかったと気づいたのはこの時。

結果的にうまくいったのがめちゃくちゃデカかった。2区の最初のコンビニから寝るまでは休憩をほぼしない作戦。ウィダーを買う以外の目的ではほぼ店に入らなかった。このノンストップ戦法が成功しなければ完歩は不可能だっただろう。

ここで1~3日目の「次の駅まで頑張ろう」作戦を応用し、2区以降は「自分の前で歩いている人を追い抜こう」作戦で行くことにした。最後尾なので、追い抜いても追い抜いてもその先に別の人がいる。1駅の感覚よりもとてもとても早くモチベーションの維持自体は容易だった。

100kmハイクで最長と言われている2区。ひたすら山道を歩く。序盤の角地獄を抜けるとほとんど曲がり角がなく、ただ変態の見た目で歩くだけだったので中盤は相当早い速度で進んだ。人を追い抜く度に「まじかよ?!」って目で見られる事だけが快感だった。

山道を抜けると久々の曲がり角に大きなコンビニがあり参加者がかなり多く休憩していた。最早バグった俺の体は冷静に筋トレをしてコンビニに入る事なくすぐに出発した。この時点で最後尾からかなり離れた所に居たと思う。だかまだ下位1/3ぐらいだったかな。

この辺からは道中で休憩している参加者を度々見かけるようになった。100ハイ経験者の俺は、順位、そしてペース的にここで休憩している人たちが殆ど睡眠を取れないまま次の日に挑まなければいけない事を既に分かっていた。だから「お前ら寝れないぞ!歩け」って叫び散らしながら俺らは進んでいた。1区では励まされていた俺も2区では励ます係になっていた。こんな俺でも、こんな過酷な条件下でも歩き続けているのだ。俺の後を追ってハイクを再開する参加者も何人かいた。だが、ドーパミンが暴走している俺のペースに追いつける人は殆ど居なかった。

そのまま2区の休憩所まで2~3回角を曲がって到着した。さすがに休憩所といえども走りながら弁当を食べる訳にはいかなかった。ただ感覚が狂っていた俺は休憩所で走りたかったので相当な速度で弁当を食べた。

しかし、タイミングが最強すぎて、食べ終わった瞬間に3区開始の合図が始まったのだ。これにより、2区開始時点ではほぼ最後尾だったのに、先頭集団と肩を並べてスタートする事が出来る。モチベーションは神がかっていた。

<3区>
言わずと知れたナイトハイク。ここで頑張ることによりこの日の睡眠時間が決まる。2区休憩所の滞在時間は10分と言ったところか。本当にノンストップだった。ここで休憩を取るより3区休憩所で寝たほうが遥かにいい、多少無茶してもここは1秒でも早くゴールに着く事だけを考えていた。

スタート。さすがに曲がり角のせいでトップ軍団と肩を並べる事は出来なかったが、その後ろの第2軍らへんの人たちと歩く事になった。トップ100らへんかな?

周りの参加者もビビっていた。相当早い所に縛りプレイヤーの俺がいるからだ。縛りプレイの企画倒れをさせる勢いだった。こんなもんは縛りのうちに入らないと。

しかも、3区は殆ど曲がり角が無いから本当に縛られている気がしなかった。ただ道中に唐突に曲がるポイントが2回ぐらいあった気がする。その時も周りの参加者に「すぐ追いつくから!」って叫んで、筋トレ×55回ずつして、10分後ぐらいには本当に追いついていた。時速6kmは軽く超えていた。「ただいま」と「おかえり」を言い合うだけで楽しかった。

100kmハイクの良い所は色んな人と話せる所かな。3日目に後輩と無言で2人で歩いていたのも楽しかったけど、どこ歩いていても近くに誰かしらいるのは本当に心強い。しかも縛りプレイヤーなので率先して話しかけてきてくれる人も多く、それだけで頑張れた。

筋トレ中はやはり、哀れな目で見てくる人が多かったが、思った以上にちゃんと俺がまだ筋トレを出来ていてびっくりされた。一応「帰りてえ」とか「辛すぎる」とか叫びながら筋トレしていたけど、なんやかんやまだ余裕で体が動いていた。恐ろしすぎる。今なら絶対出来ない。

2区では絶望に満ちていた人たちと歩いていたから励ます係になっていたが、3区では活気に溢れた人たちと歩いていたので、物凄く元気付けられた。

そのまま最後まで第2軍らへんで第3休憩所に到着。着いた時にはまだ50人ぐらいしか居なかった。縛りプレイでこの速度は前代未聞であろう。

スタッフの人から、既に縛りプレイで帰還出来る可能性があるのが俺ともう一人だけかもしれないと伝えられ、本当に最後まで頑張ってと言われた。

即睡眠、の前に一応湿布などを貼る事にした。なんと実家からの4日間を通して、ここまでまだ湿布以外の医薬類を一切頼っていないのだ。ドーパミン強すぎ。

しかし、2区の最初の曲がり角連発ゾーンから、3区の休憩所までほぼノンストップで歩いていた俺がいきなり長時間歩くのを止めた結果、最終日は絶望を迎える事になった。


5日目(100kmハイク2日目)
最終日。

100kmハイク名物の一つの起床時間。トラウマになった参加者も多いのでは?

まず、起きた時に感じたのは、筋肉が固まっていて動かなくなっていた。想像はしていたが、身体にかかっている負担は尋常なものではなかった。

次に、火傷をしていた。実は、医薬類を頼るのが嫌いな俺は、日焼け止めすら塗っていなかった。皮膚が変色をし始めていた。もう、日焼けではなく火傷の状態だった。

現に前回の100kmハイクでは、一切そういった物に頼らず手ぶらでゴールした経験もあり、今回も余裕だと思っていた。だが、今回は女性用スク水を着用している事により、日光を浴びる面積があまりにも多すぎた。肩が完全にやられていた。5区の途中までは学科の友人が付き添ってくれる約束だったから良かったけど、そこから先はリュックも一人で運ばなければいけなかった。もう既にリュックを背負っても激痛に襲われるレベルまで達していた。

4日目まで順調だったから最終日も順当にゴール出来ると考えていた。正直、寝る前は余裕でクリア出来ると考えていた。だが、起床しただけで泣きそうになっていた。

<4区>
100kmハイクにおいて、4区は楽、5区が最後の関門、6区は気合、という意見が多いと思う。だが、今の俺には4区がもはや絶望でしかなかった。

筋トレの速度も確実に落ちていた。曲がり角の滞在時間も5分は最低かかっていた。昨日までのドーパミンは何だったのだろう。

100kmハイク2日目にもなると、特別な衣装を着ていた人の数も減っていた。周りもゴールする事しか考えられなくなっている。さすがに歩く速度も上がり、俺なんかが当然追いつける状況ではなかった。再びほぼ最後尾を歩く事に。

結論からいうと、この日は下位1/4ぐらいの時間がほとんどだったが、3区でほぼ先頭を歩けただけで俺は一つの達成感はあったから、もう先頭の方へ行くことを考えるのは辞めていた。まず、休憩所に早く着くメリットがないからね。

正直、コンビニがある度に軽く休んでいた。比較的4区は元気に歩けるエリアなのに俺はもう顔が死んでいた。

4区で100kmハイク1日目と同じペースで歩けない人は脱落していく傾向がある。まさに俺のことだった。

4区自体は10kmもなく、今までやってきた事と比較したら絶対に楽なはずなのに、身体が思うように動かなくなっていくのを感じた。

何とか、所沢体育大会が始まったぐらいで4区休憩所に到着したのかな?多分俺も参加しないといけない空気だった思うけど、もう俺は死んでいた。やられていた。しかし、休憩所なので、休憩が出来ない。ただ、走ることも出来なかった俺は階段の上下すらキツかったため、外でひたすら無言で歩いていた。

このままでは完歩は到底不可能だった。そこで、ついに俺はロキソニンを飲む事を決意した。後は学科の友人が持ってきてくれた漢方。湿布系の奴貼ったり塗ったり。どうせ気休め程度で効果ないとバカにしていた。けど、無くはなかったかな?って感じだった。ほんの一時的な回復。それでもデカかった。後はドーパミンを頼るしかなかった。

そしてもう一つ。腹筋→背筋に変えてもらうように交渉をした。背中がもうボロボロで、背中がイカれた路面温度の地面に触れた瞬間に激痛が走っていた。地面との触れる面積が小さな腕立てとスクワットは継続した。腹部の方は焼けていなかったので何とかこっちなら出来ると提案して5区以降は背筋にチェンジしてもらった。

日焼け止めを塗ろうとしたが、もう手遅れの段階だった。ただ、それでもこのタイミングで塗っておけばよかったと思う。

さあ、応急処置は終わった。始めようか。

体育館の外を歩きながら、気合いを入れ直していた。だが、疲れ切っている表情は、既に誤魔化せない領域まできていた。
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<5区>
言わずとしれた悪魔。前半はサイクリングロード、後半は新青梅街道。ひたすら景色の変わらない直線。コンビニが殆ど無い。ただでさえ疲労困憊の中最悪のハイキングコースが待っている。

俺は3日目のハーフ高崎線ハイクで、景色の変わらない道を一日中歩いていたからその点に関しては耐性がついていた。それに加え、直線というのは言うまでも無く俺にとっては神条件であった。

ただ、襲いかかってくる日光。体力の激しい消耗。メンタル面も限界が来ていた。4日目までと最終日でここまで変わるのかというぐらいやられていた。最後までぶっ倒れなかったのが不思議だった。

この時はもう、俺が筋トレをしていても反応してくれる人が少なくなって来ていた。皆自分自身のことで精一杯だよな。俺も承認欲求とか無くなってきていて、無心で筋トレとハイキングを続けていた。

歩いているうちに、首が痛い事に気づく。そう、スク水を着用しているだけで無く、サーキット用のヘルメットをずっと着用している。帽子の代わりということで、熱中症対策として被っていたが、実は質量は1kgを超えている。その状態で1日以上歩いていたら首もイカれてくるわ。

首の骨が折れる前にヘルメットを外し、手で抱えて運ぶ事にした。もう、首が痛すぎて上を向くのが困難なレベルだった。首元が日焼けとはまた別の色に変色していた。そして、頭にも日光を浴びるようになったので、尚更熱中症に気をつける必要が出てきた。

そう、サーキット縛りは事実上の筋トレ縛りだけだと思っていたが、
スク水による、肩を含めた広範囲の日焼け
・ヘルメットによる、首元への異常な負担
という、衣装の縛りが実は最後の最後で効いてきた。俺含めて昂揚会の人たちも想定外だったのでは無いだろうか。特に5区以降は、筋トレよりもこの2つの要因によって最後まで苦しめられる事になった。

そんな時に、前半のサイクリングロードを突破し、コンビニに到着。ついに学科の友人と別れを告げ一人で歩く事に。本当に心細かったな。そして手元に俺のリュック。マジで背負おうとしたけど火傷のせいで不可能。何とかリュックとヘルメットを運びながら後半の新青梅街道に駒を進める。

しかし、リュックの件は意外と早く解決する。新青梅街道の数少ないコンビニのうちの1つに、俺が所属していたサークルのうちの1つが居て、リュックを預けて貰えたのだ。ただ、既に一人で歩き始めていたので心細さが尋常でなく、知っている人と話せたという事実だけでも俺の中で大きかった。

道中、中には熱中症で倒れていて救急車待ちの参加者も目にした。俺がまだ歩けているのは奇跡だと思い、とにかく水分だけは多めに取ることを心がけた。

しばらく一人で地獄の新青梅街道を歩いていたが、俺に話しかけてくれた4人組?がいた。その人たちも絶望に陥っていたが、それでも縛りプレイヤーの俺をみて頑張ろうという気持ちになってくれたみたい。俺自身も最後まで歩ける仲間が出来たのは非常に大きかった。最後の踏ん張りどころだった。

おそらく俺以外初の参加者っぽかったから、このままのペースだと閉会式に間に合わない可能性があることを伝え、最後のペースアップを図った。休憩は極力取らないようにさせた。どうせ角を曲がるたびに俺が筋トレして5分は拘束されるからだ。

ただ新青梅街道は曲がり角なんてある訳もなく、とにかく一定のペースを維持していくことに意味があった。筋トレもなく、ただ歩くだけだったので、再びドーパミン効果も出てきて俺自身は歩けるようになっていた。

ここで出会った、話しかけてくれた仲間がいなかったら俺はクリア出来なかったかもしれない。ついに最後の休憩所に到着した。ここでも奇跡が起きて、到着した瞬間に先頭集団が出発した。

俺らのグループは、満場一致で、休憩を取らず出発という選択肢を取った。学校の中に入ることすらもしなかった。

<6区>
先頭集団が勢いよく走り始めた。俺らは邪魔にならないように避けつつ、ペースを乱さずに歩き続けた。

さすが、6区の先頭集団。俺らも必死こいて歩いているのに後ろからどんどん追い抜かされる。追い抜かす事は気持ちいいが、追い抜かされる事はあまりいい感じがしない。ただ、だからといって周りに流されずあくまで俺らは俺らのペースを守ることに徹底した。非常に大事だが、これが出来るか出来ないかは重要である。

5区を抜けた後の6区は最早楽勝、という話を聞いたことがあるかもしれないが、決してそうではない。6区でも、10~15kmぐらいある。正常な状態でも普通に歩いたら2~3時間はかかるのだ。

休憩を挟みすぎなかったせいか、やはりペースは少しずつ遅くなってきた。コンビニで休憩したがる人も出てきた。ただ、ここまで来てみんなを置いていって俺だけ進む選択肢は存在しなかった。チームの様子を伺いつつ、歩ける時はペースを出し続けた。

6区は歩いているうちに知っている、馴染みのある地名が出てくるから、いよいよ目的地が近い事を実感し始める。

新青梅街道を抜けると少しずつ曲がり角が出てくるようになった。最後の踏ん張りどころである。というか、新青梅街道があまりにも長すぎて俺が筋トレすることも忘れていたレベルだった。

しかし、経験者の俺からみても想像以上にゴールに辿り着かない。全力で歩いているつもりだったけど、そこまで速度は出てなかったみたい。まあ、当たり前か。

励まし合いながら、意外と距離を感じさせる6区に対し、真剣に向き合った。

ついに、山手線が見える場所まで来た。
最後の曲がり角を終え、早稲田通りに到着。

最後の高田馬場駅~大隈講堂までの区間になると全員走り始める。どこからその体力が出てくるのだ。

俺の周りの人たちにも走っていいよって言ったけど、俺のペースで最後まで合わせてくれると言ってくれた。

俺はむしろ歩く速度が下がった。これで本当に終わるのだ。5日間の長旅だった。人生を振り替えた。自分の足でここまで来た。ここまで来れたのだ。もう終わるのだ。

早く終わらせたかったはずなのに、本当に終わる直前の場所まで来ると、寂しさを感じることもあった。

振り返りながら馬場口という交差点に辿り着いた時、後ろからキラ女縛りの子が歩いてきた。正直閉会式に間に合うのは俺だけだと思っていてビックリしたけど、笑顔であの椅子運んでいるのを見て、早く大隈講堂に着かないといけないって思った。学科の仲間も待っている。
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そしてついに早稲田大学の正門。

やり切った瞬間だった。知っている人も知らない人も暖かい声をかけてくれた。リタイアしなくてよかった。

大学に着いて真っ先に確認したかったのは、1~3日目に一緒に歩いていた友人の姿。無事元気に帰還していた。

閉会式に割とギリギリだったため、すぐに式の会場へ。あの大きなステージでの渾身の学注は忘れられない。ステージから学科の友人の姿も確認出来る。相当早い段階でゴールしたのだな。
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式が終わった後、ドーパミンが完全に消滅して、わせ弁を食べたくなったが、大学からわせ弁に辿り着くまでに1時間弱かかった。さらに、大学から家まで当時は約1kmらへんの場所に住んでいたが、この1kmですら歩ける状態ではなかった為、車で家まで送ってもらった。普通に生活が出来るようになるまで1週間はかかった。歩いていた期間より長いや。

普段、身体を鍛える事をしていない俺でも、多少無茶すればこれぐらいの事が出来ることが分かった。約1年弱前の記憶を辿ったが5日間の内容がここまで鮮明に思い出せた。100kmハイクというのは金では買えない価値だと思う(正確には5000円の参加費はかかるけど)。皆様は1年前の出来事でここまで鮮明に思い出せる日は何日あるか?こういった経験は今しか出来ないと俺は考えている。人生の経験のうち、2日間を100kmハイクに注ぎ込んでみないか?

100kmハイク未経験者は、折角参加できる機会があるならば、迷っていないで絶対に参加するべき。
100kmハイク経験者は、更なる磨きをかけて限界に挑戦するべき。


毎晩風呂に入り、鏡を見るたびに思い出す。
約1年経った今でも、スク水の日焼け跡が鮮明に俺の身体に刻み込まれている。


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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100ハイまで、あと40日‼️‼️

 

 

 

 

 

100ハイ体験記〜縛りプレイヤー特別編(前半)

 

 

こんにちは!

 

今回体験記を書いてくれたのは、昨年度「サーキット縛り」で縛りプレイを務めて頂いた藤縄さんです!

 

なお、今回は二回に分けてさせていただきます。

 

それでは今回は前半部分をどうぞ!!

 

 

「人生ハイク × サーキット縛り」
教育学部 数学科 藤縄 達

本当に長文なので暇な人が見てください。
自己満で綴った体験記。参考にしないでね。


本庄~早稲田100kmハイク。
大学1年の時はチキって出なかったが、それを後悔し大学2年の時に初参戦。最初は怖かったので半分ぐらいの距離の山手線1周ハイクで予行練習した。正直余裕だった。だから当日は手ぶらで行った。結果的に確かに完歩はしたがゴールした途端足が動かなくなった。二度と出ないと心に誓った。大学3年の時はドライバースタッフとして運転しながら歩いている人たちを煽りまくっていた。しかし、みんなが歩いている姿を見て俺は何をしているだろうかと、何だか情けなくなった。

そんな時に知ったのが、先輩たちが行なっていた「人生ハイク」。

ハイクを通して自分の人生を振り返ることが出来るのだ。

ハイクのスタート地点は実家。そこから出身の幼稚園→小学校→中学校→高等学校→(なぜか一旦本庄を挟んで)→早稲田大学。その頃病んでいた俺は、人生を振り返るいい機会だと思い、人生ハイクをしようと決意した。

俺の実家は神奈川県横浜市の端っこ。そこから本庄まで寄り道も含めると約200km。大学1年と3年の分の歩かなかった分もついでに清算ができる。

そして、100ハイの名物と言えば誰もが知っている「縛りプレイ」である。俺は今回を最後のハイクであると思い、やれることは全部やろうという勢いで、一番倍率の低そうな「サーキット縛り」に応募し、見事当選した。

俺は学生生活、一度足りとも目立ったことがなかった。この日だけでも、人気者になれるかな、とか、始まる前はそんな事しか考えていなかった。人生最後の100kmハイク。誰よりも目立ってやる。そんな事しか考えていなかった。今考えると、非常に浅はかである。
(上記の先輩たちが日本海と太平洋を横断して結果的に俺より目立っていたのはまた別の話。)

人生ハイクの区域(実家~本庄)を1人で歩くのは流石に無理があったので、同じ高校と大学の後輩に何度も無理を言って同行してもらうことになった。当時の俺からしたら余裕ぶっていたが、客観的に見てみるとどう考えても無茶な企画である。付き添ってくれて本当にありがとう。

仲間も見つけ、ルートを何回も調べ、準備は万端。そして今回も手ぶらでいくことに決める。と思ったが、さすがに軽い着替えぐらいはと思いリュックを背負った。飲み物ぐらいは常にリュックに入れておかないと本当に死ぬ可能性がある。何となく危機感を察していた。


1日目(実家~東京駅)
いくら高校が同じ仲間とはいえ、地元までは違う。そこでお互い1人で幼稚園→小学校→中学校は歩き、高校に向かう途中で合流する事になる。懐かしいとは思ったけど、正直いい思い出は何一つなかったので早く地元を去りたかった。神奈川県民が免許を取得する際にお世話になる二俣川という場所で合流をした。

 

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高校の最寄りは横浜。合流後すぐに昼食を取り、あっという間についてしまう。しかし高校もロクな思い出がない為、振り返ろうとした人生も特になく、すぐに高校を出発した。

その瞬間に思い出した。
俺は浪人をしていた。

という事で一年間お世話になった駿台予備学校横浜校に足を運ぶ。高校の三年間よりも個人的に印象に残っている。同じ高校の奴よりも、同じ予備校に通っていた奴の方が連絡を取っている数は多いかもしれない。

しかし一浪の末、無事早稲田大学に入れた俺は、予備校の後は只管に本庄に向かうしか目的が無くなってしまった。

ここで俺は大学2年の時の山手線ハイクを思い出した。線路沿いに歩くと、次の駅が1つの目印になる。

【山手線ハイクの場合
高田馬場駅スタート→目白駅が目的地
目白駅に到着→池袋駅が目的地…】

モチベーションを維持するにはかなり効果的である。マラソンでいう「あの電柱まで走ろう」作戦である。横浜から本庄方面に向かう路線、それは「京浜東北線」である。人生ハイクと100kmハイクの間に京浜東北線ハイクを打ち込むことになった。

山手線と違い、1駅の感覚が広く、初日から辛いものがあったが、川崎駅など、大きな駅に着くと軽い達成感というものが現れる。新橋を過ぎたらへんで夜はすっかり暗くなってしまったが、真っ赤に光っている東京タワーを見て何だか感動をしてしまった。まだ、始まったばかりなのに。

 

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東京駅に着いた時には22時ぐらいだったかな。漫画喫茶を探し就寝。全く体も痛くないしいいペース。余裕で終わるぐらいがちょうどいい、そんな馬鹿げた事を考えていた。折角の満喫だし、普段読まない雑誌とか読んでいた。調子に乗って、この日あまり睡眠を取らなかった事が後々響く事になる。


2日目(東京駅~鴻巣駅)
起きた時はいい天気。山手線と京浜東北線が被っている区間(品川~田端)は1駅の感覚が非常に狭く、即上野に着いた。ここらへんは1駅間を15分で歩くことができる。個人的に好きなアメヤ横町でブランチを取ることにした。100ハイが始まったらまともな弁当が貰えないことはわかっていた。今のうちに、そして元気なうちに美味しい海鮮丼やたこ焼きを味わいたかった。

ここで学科の友達と合流。上野から大宮まで一緒に歩いてくれると事前に話をしていた。当初の予定では、既に辛くなっていることを想定していて、学科の友達を呼んで元気を貰う予定だったが、想像以上にまだ俺は元気だった。けれど、一人でも多くの人と歩く方が楽しいのは勿論の事で、来てくれて感謝している。

そして田端駅を過ぎ、山手線とお別れ。これは1駅の感覚が広くなる合図でもあった。勝負はここから。

と、その時。

何と、雨が降り始めたのだ。もちろんほぼ手ぶらなので傘など持ち歩いていない。ゲリラ豪雨だったが、合計1~2時間ぐらい足止めを食らってしまった。思うように歩けなく、ここで初めて体力の消耗を感じた。

さらに、1日目と違い、景色があまり変わらなくなってきた。山手線ハイクは駅の感覚が目まぐるしく変わる上に駅の感覚が短いので非常にやりやすいが、景色が平凡だと主に精神的に辛くなってくる。だが、今思い返してみるとこの区間も、まだいろいろ景色があった方だったという事実である。

東京都から埼玉県に突入。めちゃくちゃ長い橋を横断。やっと着いた、というよりはここからが地獄の幕開けかという感情になっていたのを覚えている。体力も少しずつ削られている上に精神的にもキマりはじめていた。

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絶望との戦いの中、漸く見覚えのある建物が見えた。さいたまスーパーアリーナである。代わり映えのしなかった景色が途端に都会チックになり、精神は一瞬だが回復をした。1日目時点では余裕だったペースも、天候や精神的要因で下降気味、大宮駅に着く頃には外は真っ暗になっていた。それでも京浜東北線を全駅制覇した時はさすがに声を上げた。
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大宮で食べた晩飯のスパイスの効いたカレーは体と心に沁みた。だが、喜びも束の間、このペースだと本庄に辿り着かない。学科の仲間と別れ再び高校の後輩と2人で少しでも先に進むことを決意した。

思い出したくない、「ハーフ高崎線ハイク」の始まりである。

京浜東北線を踏破した俺らにとって、大宮~本庄なんて、高崎線で見るとせいぜい10数駅であり、本庄まであと少しと心の中でどうしても思ってしまっていた。現に、2日目の最後に歩いた大宮~鴻巣間の1駅ずつの間隔は、京浜東北線の1駅ずつの間隔より少し長いぐらいだった。大体2駅を1時間で歩ける距離である。

鴻巣駅に着く頃には日付がほぼ変わりかけていた。ナイトハイクは丁度いい気温であり何とか楽しめたかな。ただ、疲れの感じなかった1日目に比べると2日目の疲労度は相当あった。小休憩の回数も軽く倍以上に増えていた。鴻巣駅から満喫までの距離は約1kmくらいはあり、人生ハイク全体の距離からしたら本当に大したことはないけど、早く休みたい俺にとってこの1kmは非常に長く感じた。

満喫に到着。1日目と違い部屋に入った瞬間に眠った。


3日目(鴻巣駅本庄駅)
起きた時に、多少の疲れが残っていた。ここからが本当の勝負だと俺は思った。

外。暑い。体力も持っていかれる。奇跡的にドンキがすぐ近くにあったから衣服類などを購入する。殆ど手ぶらなので追加の着替えなども現地調達なのだ。そして気温の高い日の店の中のあの涼しさは気持ちいいものがある。

結果的にここでドンキに入ったのは正解であった。とにかくこの近辺からは店の数が激減。駅前に辿り着けば何かしらあるものの、基本的に道中には何もないと思っていい。

そして絶望の事実。ここからは1駅間の距離の平均が5kmを超えていて、残りは8駅。休憩無しで頑張って歩いても8時間は超えるのである。35駅もの京浜東北線を踏破した俺にとって1日かけて8駅なんて、と思っていたが、1駅目から挫折しかけていた。

線路の真横をひたすら一直線に歩く作業であった。景色も全く変わらない。5分に1本くらいの感覚で上りか下りの電車が走っている以外全く代わり映えがなく、音すら聞こえなかった。もはや自動販売機も無く、ドンキで買った飲み物が活躍した。リュックがなかったら飲み物を持ち運べず死んでいだと思う。2日目までなんやかんや盛り上がっていたが、さすがにここまで来ると俺と後輩の会話も殆ど無くなっていた。

自分の世界に入り込んでいた。俺はひたすら道の端にあるガードレールに視線を当てていた。周りを見ても誰もいない。俺は何をしているのだろう。ついには考えることをやめた。3日も歩き続けていると、考えることをやめても足だけが勝手にドンドン前に進むようになっていた。

そして、一番暑い時間帯に、灼熱の熊谷に到着。本当に暑すぎる。この時点で残り4駅。気温による余計な体力の消耗を抑えるため、長めに昼食休憩を取った。

2日目、大宮にいるとき位の時間に早稲田大学を出発して本庄に向かう「わらしべハイク」組が確かこの辺で本庄に到達したんだっけ。そしてそれよりも前に日本海出発組も本庄に無事到着済み。みんなが待っていてくれている本庄まで後4駅。俺と後輩の2人でのメンタルも限界に近く、とりあえず早く他の人に会いたかった。合流したかった。最後の4駅はその動機で足が勝手に動いていた。
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ここからは1駅間が6km弱あり、太陽こそ少しずつ沈んではきたが更に厳しい戦いとなった。それでも、1駅1時間ぐらいのペースで歩いた。本庄が近くなるにつれてペースが上がっていった。後少し、後少しと励まし合いながら着実に本庄へ進んでいった。

3日間歩き続け、水やスポーツドリンクしか飲んでなかった俺にとって、本庄駅の1つ前の岡部駅の自販機で買ったいちごオレがあまりにも美味しすぎて、疲れが取れたような錯覚が起きた。「うめぇ!」って思わず叫んだら、通りすがりのおじさんがニコっと笑ってくれた。

そして20時頃。

遂に本庄駅に到着。
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日本海ハイク、わらしべハイク組が迎えにきてくれた。そして、俺らのことを信じて晩飯も食べずに待っていてくれた。

その後晩飯に饂飩を食べたっけ。正直覚えてない。とりあえず酒だけは飲める状態じゃなかった事だけは覚えている。そしてこのタイミングで後輩とはお別れ、後輩はこの後サークルの人と歩くらしい。本当に付き添ってくれて感謝の気持ちを伝えきれない。改めて3日間ありがとう。

その後、本庄に住んでいる先輩の家へ泊まらせてくれた。シャワーがマジで気持ちよかった。布団も用意してくれた。布団の数とその部屋にいる人間の数が明らかに釣り合ってなかった。狭かった。それでも楽しかった。物凄い元気が出た。3日分の疲れが取れたかと言われると微妙だけど、精神的には全快をしていた。

だが、あくまでこの日までは前座。本当のほんとうの地獄は、ここからだった。

いよいよ100kmハイクが始まる。

 

 

 

後半部分は明日投稿させていただきます!

 

お楽しみに〜〜〜

 

100ハイまで、あと41日、、‼️‼️

 

 

 

100ハイ体験記‼︎‼︎(第??回目)

 

 

こんにちは〜〜

今回体験記を書いてくれたのは、、⁉︎⁉︎

 

 

早稲田大学広告研究会の松崎君です!

では、どうぞ!!

 

 

 

 

 

私のすべてをかけたとき

そう、あれは1年前の事だ。
私は走った。何も考えず無我夢中に走った。平行線の彼方まで続く無限の道を、自分を信じて。

【ハジマリ】
事の始まりは自らが所属している広告研究会(以下広研)というサークルに入会したことだ。105年という歴史あるサークルで、会員も300人と多く、特に広告に興味はなかったのだが、友達を作りがてら軽い気持ちで入ってみた。

広研は毎年5月から6月にかけて早稲田精神昂揚会が主催となり行われる本庄〜早稲田100キロハイクに出場している。

300人中から選ばれた精鋭メンバーが主体となり、1年生は約10人ほど選別される。そしてその10人の中から100ハイ中常に先頭で走り、広研を引っ張っらなくてはいけない宿命を背負わされる黄金のヘルメットを被ったwasヘル(wasは広研の略称)という者が一人任命される。

私は100ハイなどさらさら興味なく、
当時あまり広研に馴染めていなかった私に100ハイという文字は眼中になかった。

【ゴガツジョウジュン】
五月上旬、広研の100ハイ幹事の者が当然の如く1年生に対して参加を募っていたが、私は当然の如く応募することはなかった。自分にはまるで関係のないことのように振舞っていた。
しかし、突然それは覆される。
まだあまり友達が多くなかった私と仲良くしてくれていた1人の友人がいた。
そいつは運動神経が良いことから100ハイ参加者候補として高く期待されていたのだが、100ハイ当日の6日前に腰を壊してしまい参加を断念することになってしまった。
6日前に参加者が不在となるのは広研にとって異例の事態である。慌てふためく幹事たち、焦りを隠せない参加者たち。さすがの私も緊急事態ということは感じていた。ここで代理として名乗りをあげたらカッコ良いのではという淡い幻想に至ったが、当時の私にそんな勇気は毛頭無かった。

【ヨッカマエ】
100ハイまで4日と迫った夜、未だ代理は見つからず事態は収拾出来ていなかった。そんな時私は友人に呼び出された。
「俺の代わりに走ってほしい。」
彼の口から発せられたのはそれだけだった。プライドが高く、弱みを見せない彼が放った言葉に正直私は驚いた。
しかし、その言葉で、迷いが覚悟に変わった。
その直後、私は参加表明をした。

【ゼンジツ】
100ハイ前日
いつも通り広研の活動が行われた前日。活動が終わりいつも通りアフターにでも行こうとも思ったが、そうもいかないようだ。
wasヘルの任命式が行われるからだ。
毎年、前日には大隈講堂前に会員全員が集められ100ハイに参加するものを送り出す式が行われる。その中でも参加を表明した1年生11人は幹事に肩車をされ、会員の前で決意と覚悟を声を大にして語る。
だが、それを行う前に11人が前に出され先代wasヘルが今年のwasヘルを選ぶ。

他の10人と違って、私だけ自らの意思で参加表明出来ていなかったので、日頃から目立っているやつがどうせ選ばれるだろうと心の中で確信していた。

どこかのグルメ番組の結果発表の時のリズムに合わせて、先代がぐるぐると11人の後ろを徘徊する。ギャラリーの熱もピークに達しそろそろ選定の時がやってくる。誰が選ばれるか胸をふくらませた。そして、周りの声が止んだ。その瞬間、目の前が真っ暗になった。突然の出来事に理解が追いつかなかったが、眼球の前にある物を上に移動させるとそこには黄金のヘルメットがあった。
そう、wasヘルに選ばれてしまったのだ。
驚愕だった。ドッキリかと思ってしまうほど、自分を疑った。だが確かに私の頭にはズッシリと重量以上の歴史という重いものを纏ったヘルメットがあった。その後、多少の不安が残りつつも会員の前で熱く意気込みを語った。

【トウジツ】
今まで全然目立てていなかった自分は一夜にして大きく変わった。wasヘルというだけで色んな人に応援された。励まされた。その結果徐々に不安より高揚感が優っていった。

1500人が集まり開会式が行なわれ、
そして会員を背にスタートラインに立ち、スタートの合図で私の100ハイが始まった。

そこからはペースメイカーである昂揚会の人を永遠と追うだけ。地獄のような二日間が続いた。景色は田んぼから始まり、森、山、街道、商店街と徐々に都心に近づくにつれ、見慣れた景色になって行く。口ではこう簡単に言えるが、125キロの道のりはそんなに甘いものではない。

何度も倒れかけた。何度もやめたいと思った。何度も心折れそうになった。
でも、いくら肉体がイカレそうになっても、いくら精神が蝕まれても、一度も、出場した事を後悔することはなかった。

それは仲間がいてくれたからだ。
いつも背中を追ってた先輩方だが、この時ばかりは真横にいてくれ目一杯サポートしてくれた。まだ喋ったこともないが、同じ辛さを共に共有し、前に進み続けている同期たちもいた。早稲田の地で暖かいご飯を作り、私たちの帰りを待っている人たちもいた。

だから私は決して歩みを止めることはなかった。自分に負けたくなかった。たかが125キロに負けたくなかった。
いや負ける気がしなかった。いつしか300人全員の想いを背負い、そう思えるようになって行った。

【オワリ】
そして、この長い長い道のりもついに終わりの時が近づいてきた。まるで電車の如く西武線の線路沿いに精神を昂揚させた者たちがズラズラと並ぶ。やっと見慣れた景色なってきた。そう、馬場への到着だ。あの早大生で溢れかえり、でも暖かく迎え入れてくれる高田馬場への帰還は、思わず涙が溢れどこよりも精神が昂揚した。

そして馬場歩きの最中、道中の店からは多くの人が顔を出し、ボロボロに壊れた私たちの身体と精神に最後の力をくれる。学年、サークル関係なしに全員で紺碧の空を斉唱し、極限まで精神を昂揚させる。

松の湯を越え、夏目坂を下り、穴八幡宮が見え、やっと私たちの帰るべき場所、早稲田に着き心の底から安堵の気持ちが湧き出る。
しかし、感傷に浸っている暇はない。南門商店街に突入した途端、全力疾走が待っている。ここからはただ単純な足の速さで125キロ全ての覇者が決まる。みな、臨戦態勢になり、身体を激しくぶつけ合い、最後の闘いに臨む。身体が軋む、目の前が霞む、でも二日間という短いはずなのに、人生で一番辛く、一番己と向き合え、一番仲間に感謝したこの時を胸に私は走り出した。

いつも見ている景色なのに、こんなにも近くに早稲田大学は見えているのに、恐ろしく遠く感じた。だが、道沿いには応援に駆けつけた参加者たちの家族や友人の声援で溢れかえっていた。その熱量が私を加速させる。一歩、また一歩待っている人達の元へ近づく。

大隈講堂を横目に正門をくぐり、三号館の横最後の心臓破りの坂を越え、大隈銅像に向かってゆく。あと一歩で全てが終わる。

だが、
私はもうここからの記憶はない。

気がついた時には大隈銅像前で地面に突っ伏していた。

慌てて周りの者に順位を尋ねる。

結果は2位だった。

一位を目指していたので、悔しかった。
そして、申し訳なさが込み上げてきた。
でも無事に帰ってこれて嬉しかった。
みんなに会えて安心した。

色々な感情が入り混じり、その後私はずっと泣き続けた。その横には本来走るはずだった友人も共に。

【サイゴニ】
100ハイとは、不思議な力がある。
誰しも125キロを2日で走るなんて馬鹿らしく思えるだろう。普通の人はやろうとは思わない。だが、そんな馬鹿をやってしまう昂揚会、そして早稲田が私は大好きだ。馬鹿だと揶揄するやつはすればいい。それでも私はこの100ハイで人生が変わったし、色んな物を手に入れた。いくつになっても100ハイに出てよかったと胸を張って言える。この二日間はこれから先決して忘れないだろう。そしてもっとこの感情を共有したい。だからこそ本来100ハイに順位はないが、あえて言わしてもらおう。私は絶対に今年は一位を取ると。トップを狙ってる他のサークルよ。去年の雪辱絶対に晴らさせてもらう。私の想い全てを今年の参加者、そして後代のwasヘルに託す。今年も100ハイ楽しもーぜ。以上だ。

【追記】
私がゴール出来たのは本当に多くの人に支えられ、多くの人の温もりによるものだと思ってます。生意気に執筆してきましたが、私は心から100ハイを応援しています。かつて、私を支えてくれた広研の100ハイ幹事に今は私がなっています。これも全てwasヘルに選ばれてなかったら絶対にありえない未来でした。本当に感謝です。今年も全力で参加させて頂きます。そして全力で盛り上げていきたいと思っています。早稲田大学広告研究会を代表して、よろしくお願い致します。

 

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100ハイ体験記‼︎

 

こんにちは!

 

今回、体験記を書いてくれたのは、、⁉︎⁉︎

 

 

早慶戦支援会所属、社会科学部1年の鈴木志乃香です!
100ハイ体験記書きました、暇つぶしにぜひ読んでください(^^)

そもそも私がなぜ100ハイに参加することになったか。念願の早稲田に入学入ったのは良いものの、友達もできず、毎日退屈してた時に「先輩とか同期と仲良くなれるよ!」といわれ、予定もなかったので「じゃあでます!!」となんとなく出ることにしました。(学ランも着てみたかったし。)

「まあキチガイ行事だけどどうにかなるかなー」と思って、当日を迎えました。
1日目は、「先頭についていく」と言う先輩についていきました。おかげで休憩所ではけっこう休めてよかったです、が、先頭の旗手は時々ダッシュするためそれについていくのがとーーっても大変でした。「おい、走るな、100キロ”ハイク”だろー!!!」って心で叫んでました。走るのが目立って早くはない私はダッシュだとついていけず悔しかったです。周りの人に煽られ、もう先頭には追いつけないのかなと思うこともありましたが、昔からそういう展開の方が逆に燃える負けず嫌いなので、意地で何度も先頭への生還を果たしました。こんなこともありましたが、なんだかんだ1日目は心に極少のゆとりもあり、笑顔で終えることができました。

2日目はまず朝5時に叩き起こされることが朝が大の苦手すぎる私には苦痛すぎました。そして、よく「朝のお散歩」と呼ばれる4区、ここが私的には100ハイの中で1.2を争うきつさでした。(私以外に4区がきつかったという人は聞いたことありませんが。)もう歩きながら泣きそうでした。なんでこんな朝早くに体を動かさなければいけないのかが全くわかりませんでした。1日目の疲れも抜けきっていない状態で、朝はほんとうに体が言うこと聞いてくれませんでした。でも100ハイで歩く意味を考えだすと鬱になるので、とにかく足を前にだすことに集中!どうにか休憩所に行き、5区がスタートしました。よく言われる5区の「新青梅街道」はもちろんきつかったです。このあたりで先頭についていくのは諦めました(笑)「100ハイは、つらいけど楽しい」と思ってましたが、あの新青梅街道の直線を見続けてるともはや感情が無になりました。そして5区が終わり、だんだんと早稲田に近づいてくると先輩に言われていた通り本当に足が軽くなってました。あと少しで大隈さんが見えると思うと、無意識に早足になり、馬場歩きの時はもう駆け出していました。最後の最後、大隈銅像前で先輩が手を振って待っていてくれた時はもう無我夢中でダッシュ!「あーやっと戻ってこれたんだ」って思い、先輩がいるところに飛び込んで受け止めてもらおうと思ったら、あれ?受け止めてくれる先輩がいないー!わたしは最後4人で歩いていて、待っていてくれた先輩は3人、そしてダッシュで遅れた私は誰の胸にも飛び込むことができませんでした(笑)(あとで先輩来てくれて半泣きでした。)閉会式はもうこれまでにないほどの達成感で押し潰されました。100ハイ経験者が口を揃えて言うように自分はなんでもできると心から思いました。(でも次の日1限に遅れずにいくことは100ハイで完歩するより難しいです。)

そんなこんなで100ハイは私の中の最高の思い出となり、本当に参加してよかったと今でも思います。最初に書いた通り、私は大学に入って退屈な日々を送っていましたが、100ハイを期にエキサイティングな毎日に変わりました。(よく、そんなわけないと言われますが、本当です)先輩や同期とも仲良くなれたし、何より「私は100キロ歩けたんだぞ!」というよくわからない自信から、色んなことに挑戦できるようになりました。今振り返って見ると、なんであんなに歩けたのか本当に不思議です。(大学生になってなんで受験生の時あんなに勉強できたのか不思議なのと同じ感覚です)そして、100ハイに出てなかったらと思うとゾッとします。

というわけで、皆さんもぜひ来年の100ハイ参加してみてください!!
私はスタッフやってるので皆さんが辛そうな顔を見るの楽しみです(^^)
それでは、本庄で。

 

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100ハイまで、あと46日‼️‼️(だった気がする) (花粉症やば)

100ハイ体験記‼︎‼︎

 

こんにちは!

 

今回、体験記を書いてくれのは、、⁉︎⁉︎

 

 

《2010年代に100ハイがあること》

学生注目!!
私、誠に僭越ながら自己紹介させていただきます!
千葉県私立市川高等学校出身!現在早稲田大学人間科学部人間情報科学科3年、
並びに、早稲田大学所沢キャンパス祭実行委員会2017におきましては、代表を務めさせていただきました、姓を齋藤、名を直哉と申します!
以後お見知り置きを!

前置きですが、この文章を書いている2018年3月1日。
この日、僕らの2019卒世代は「就活」の号砲のときを迎えました。

2月の間私はあまりに暇を持て余し、ひたすら自問自答、理想と現実を行ったり来たりする日々を過ごしていました。
そんな今だからこそ、100キロハイクについて考えてみたくなりました。

だから体験記というよりか、第55回100ハイ完歩から9ヵ月経って、
改めて100ハイについて考えてみた文章です。

100キロ歩く……
文明の利器がありふれている現代において、まるで無意味で非生産。
何かゴールにこれと言ったご褒美があるわけでもない。
そんなイベント、果たしてなんの意味があるのでしょう……

それでもその挑戦権を得るために早朝から並ぶほど、参加者が集まる理由はいったい……

きっとそれは、100ハイは
「時間をかけ、自分の体を動かし、苦労した分だけ得られる感動ってもんは絶対ある。」
ってことを私達に思い出させてくれるからでは?

私は今、「就活」をしております。
企業を調べる。そこには、競争力、効率化、自動化みたいな言葉が並ぶ。
人は楽をしたがる。だから新たな技術を求める。
事実、人は随分楽になったし、行動範囲も広がったことでしょう。
参勤交代の時代に新幹線があったらどんなに大名は楽だったか……

でも、日本人はまだ随分忙しそう。
都心の通勤ラッシュは地獄。パンパンの電車に駆け込み乗車、後ろでおじさんは舌打ちしてる。
仕事に行けば競争とプレッシャーにストレスは溜まり、そこに帰りも満員電車ときたら、
舌打ちも無理はない。本当にお疲れ様です。

最近話題の「AI」「シンギュラリティ」といったワード。
AIの知能の総和が2045年に人類の知能の総和を超えるとか。
そして、人は働かなくても良くなるとか。

それなら、よほど今の技術革新のスピードからしたら10.20年前より人は楽をしていても良さそうなもんだけど……

スマホは随分普及した。どこでも大量に情報を得ることができるようになった。
SNSは常に誰かによって情報が発信され、面白い情報が尽きることはない。無限にインプットしていられる。
音楽も映画も、定額でいくらでも、しかも家から出ることなく得られるようになった。
VRがもっと発達すれば、家にいたまま世界の何処へでもいけるかも。いろんな体験ができるかも。
実際、スマホを介した人とAIとの恋愛を描いた映画もあるらしい。しかもそれはもう実現しかけている。

人は楽になった。動く必要がなくなったし、何かを得るための苦労は減った。

「就活」をし始め、2月の間読んだ何冊かの本、何社かの企業のHP、そこに描かれていた未来を、
今自分はどうしても手放しに受け止められていない。

旅行をするなら頑張ってお金をためて、時間をかけて現地に行きたいし、
音楽も映画もそれなりに探して苦労して得たもの、あるいはショップで運命的な出会いを果たしたものの方が愛着が湧く。
ディズニーのアトラクションなら少しくらい待たされた方が、乗ったときの感動がでかい。
アメリカでバズ・ライトイヤーアストロブラスターをほぼ待たずに乗れたときはなぜだかあっけなかった。

人は楽になった分、感動しにくくなったんじゃなかろうか……
だから新しい刺激を欲しがる。やっぱり動きたくなる。働きたくなる。
昨日まで感動できていたものは、今日にはもう感動できなくなる。
時代のスピードが速くなる分、競争は激化する。
資本主義社会において生きていくには、その競争に勝たねばならぬ。舌打ちしたくなるほど疲れるけど。

私が時代について行けてないだけなのでしょうか……

固っちい話になったけど、元に戻ってもう一度言うと、
2010年代に100ハイがあるのは
「時間をかけ、自分の体を動かし、苦労した分だけ得られる感動ってもんは絶対ある。」
からだと思うのです。

この100kmの間、参加者達は自分も辛いのに励ましあっている。助けあっている。パピコを見知らぬ人にあげたりしてる。
ただ100km、電車なら1700円と2時間かければなんの苦労もなくいける道のりを移動しただけなのに、
ゴールの大隈講堂の下では涙を流す者もいる。

ロジックだの、効率だの、生産性だのいう時代に、
意味わからんけど、その先に何かある気がするから100km歩いてみる。

今現代人が見失いがちなものが、この100kmにある気がしてならないのです。

こんな一丁前に書いては見たけど、まだ自分はこの先生きていく上でどんな道を描こうかピンときておりません。
理想と現実で揺れる自分もいるし、
本当に時代の進化について行けてないだけかもしれない。
だからとりあえず、3月1日から「就活」なるものを始めております。

でもこうやって少し悩んで、苦しむのが面白い!
わからないなら、とりあえず歩け!!
歩いた先に何かはわからないけどなんかある!!
一見無駄に見えても、いつになるかわからないけど、意味を持つことがある!

100ハイからきっとそんなことをもらったんだと思います。
ありがとう!愛すべき馬鹿な100ハイ!!

(あ、あと、引退した身ですが、所沢キャンパス祭2018もどうぞよろしくお願いします。笑)

 

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素敵な体験記、ありがとうございました!!

 

 

100ハイまで、あと48日‼️‼️